墨2023年3・4月号 281号
頁数:208頁
定価:2,700 円(税込)
本体価格:2,455円
発刊:2023年3月1日
書の学びのはじめであり終わりでもある「臨書」。
古の書人から贈られた多くの古碑・法帖は、
私たちに技としての筆路ばかりでなく筆意、
そして書の美を教えてくれます。
名を成した書の大家も、終始、古典作品と向き合い、
臨書で得たものを創作に投影してきました。
ここでは、先人たちの臨書哲学や名臨書を通じて、
文字の形を写す作業とは違った臨書の楽しさ、
魅力を再発見してみましょう。
・導入 三つの入門書から知る臨書の先導者
比田井天来と臨書の教え
・鑑賞 天来一門の臨書 解説/髙橋蒼石
桑原翠邦/比田井南谷/石田栖湖/川谷尚亭/金子鷗亭
・鑑賞2 臨書とことば 西川 寧/桑田笹舟
・基礎知識 臨書早わかり
・コラム1 大溪洗耳「臨書とは何か」
・フォーカス 読めばあなたの臨書が変わる
漢字の法帖鑑賞・観察術
解答/吉澤鐵之・松村博峰・池田毓仁
・コラム2 東アジアにおける「写し」──古に倣いて、新意を出す
文/島尾 新
・提言 臨書作品論──さまざまな表現と作品制作への可能性
文/松宮貴之
・グラフ 井上有一 臨 顔氏家廟碑/上田桑鳩 臨 祭姪文稿
・第67回 現代書道20人展
・現代の書 新春展――今いきづく墨の華――
セイコーハウス銀座ホール展/セントラル会場100人展
・素朴絵から表現を考える 大津絵4種
・天真を養う 文/玄侑宗久
・古典臨書講座 かな最終回 倣書から創作へ
指導/中室舟水
・水暈墨章――深淵なる世界―― 近藤浩一路
・古典臨書講座 漢字最終回 王羲之からの展開 孫過庭・王鐸
指導/松村博峰
・一枚の書は何を物語るか 書体と文体 文/石川九楊
両性具有の――谷崎潤一郎
・見えないもののかたち
「ありのまま」を表すということ 文/萱 のり子
・コンテンポラリーと「書」 文/松宮貴之
・時評 揮灑 文/亀井一攻
・素朴絵から表現を考える 大津絵4種
解説篇 選・文/矢島 新
・金澤泰子と翔子 今までとこれから 書/金澤翔子 文/金澤泰子
・続 古筆細見 文/関口研二
*「中国当代書家二十人」は休載とさせていただきます。
レポート
・個展から浮かび上がる創作の奇跡
比田井南谷 生誕110年
HIDAI NANKOKU
・『石飛流 書道好日』新刊記念ミニインタビュー
・精拓の魅力に感動 全国大学書道学会の拓本鑑賞会
・第27回 全日本高等学校書道コンクール 審査結果発表
・新刊好評御礼企画
現代書道クロニクル【年代記】
著者・菅原教夫氏インタビュー
読者参加企画
・半紙作品募集
審査/中室舟水・松村博峰
・280号作品募集結果発表
審査/松村博峰・中室舟水
[プレビュー]
・第20回 醜美社展
[話題の展覧会]
・第54回 正筆会菁華書作展
・第41回選抜 書道香瓔130人展―波動―
・第22回 臨池会新春展
・第40回記念 白峰社書展
・第70回記念 朝聞書展
・第7回 New飛䴏展
・第35回記念 国際架橋書展
・第22回 一先会書展 こころ豊かに―古典に学ぶ―
・第40回 古典臨書展
・六人の星・かな
[話題の書道展より]
・第74回 正筆展
・第13回 赤心展 書と篆刻2022
・第58回 群象書人展
・第62回 璞社書展
・第71回 独立書展
・第64回 太玄会書展
・第13回 神戸笹波会代表展
・令和5年 瑞雲春秋展
・書道通信
・読者の広場
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・3・ 4 月の展覧会スケジュール
・新刊ぴっくあっぷ
・バックナンバー一覧
・愛読者プレゼント
・本屋へ行こう! 第14回 宮脇書店 和歌山店
・常設書店リスト
・次号予告/編集後記
頁数:208頁
定価:2,700 円(税込)
本体価格:2,455円
発刊:2023年3月1日