墨2021年11・12月号273号
頁数 : 200頁
定価 : 2,462円
発刊 : 2021年11月1日
余白を考える
【特集】
……余白は、字を書けば自然にできますが、
その余白は充実していなければなりません。
(上田桑鳩『書道鑑賞入門』〈余白〉より)
文字を書かない部分に何を表現するのか、
美しい余白とは何か。
シンプルながら奥深く、
書にとって永遠のテーマである「余白」について
さまざまな角度から迫ります。
・インタビュー
「余白」と「間ま」 池田桂鳳
・鑑賞 その一 水墨画
「墨」と「紙」が織りなす「想像力の空間」
文/島尾 新
・鑑賞 その二 前衛書
現代書のパイオニアの余白 上田桑鳩 宇野雪村
・先師の余白美 「余白の人」田村空谷
文/堀内 肇
・視点 その一 美意識
散らす 寄せる そこにある 文/永原康史
・視点 その二 甲骨文 天や神への敬意
文/張 大順
【企画】
・恒例企画 寅年の年賀状
寅・虎・とらの集字帖
寅年生まれの書家の年賀状
遊印アートで寅年の年賀状
【連載】
・からのうた 漢詩の名句より
ひらがな訳・文/横山悠太
・天真を養う 文/玄侑宗久
・かなのレッスン 臨書からの展開 針切
指導/岩井秀樹
・水暈墨章― 深淵なる世界― 小松 均
・漢字のレッスン
王羲之に書の基本を再確認する 指導/吉澤鐵之
・ギャラリー 「東大寺西大門勅額拓本」
文/伊藤 滋
・一枚の書は何を物語るか
― 書体(スタイル)と文体(スタイル)
文/石川九楊
・金澤泰子と翔子 今までとこれから
書/金澤翔子 文/金澤泰子
・墨アーカイヴ 金子鴎亭
・時評 揮灑 文/亀井一攻
・続 古筆細見 文/関口研二
・コンテンポラリーと「書」 文/松宮貴之
・五彩の譜 文/香川 亨
・書童っこくらぶ
・新世代へのエール 筆もて進め
九州女子大学
【トピックス】
・特別企画
インタビュー『墨海抄』訳者は語る
井垣清明氏 塩谷章子氏
・レポート
自然の摂理を追って 味岡伸太郎展
「えんちゅうのしぶんのいちのしかくちゅう2004-2021」
第10回 うどん県 書道パフォーマンス大会
・インフォメーション
大学卒業制作展 掲載校募集
【読者参加企画】
・作品募集 審査/吉澤鐵之・岩井秀樹
・272号作品募集結果発表 審査/吉澤鐵之・岩井秀樹
【展覧会】
・プレビュー
第21回 扶桑印社展
伊東参州コレクション展
併催 第25回記念 蒼泉会書展
・話題の展覧会
書の自然観 原田凍谷個展
第70回記念 玄遠社書展
第60回記念 東香書展
第8回 清真書道会展
第37回 読売書法展
第60回記念 現日書展
第9回 硯心書会展
「論語千載共」東京国際甲骨文書道展
第40回 硯心会書展
・話題の書道展より
第64回 凌雲書展
第27回 東京水穂会書展
第60回 白扇書道会展
【墨らんだむ】
・書道通信
・読者の広場
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・11・12月の展覧会スケジュール
・新刊ぴっくあっぷ
・バックナンバー一覧
・愛読者プレゼント
・本屋へ行こう 落合書店 宝木店
・常設書店リスト
・次号予告・編集後記
頁数 : 200頁
定価 : 2,462円
発刊 : 2021年11月1日