墨2020年1・2月号262号

墨2020年1・2月号262号

判型 : A4変型 並製
頁数 : 256頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2019年12月28日

かなと料紙

【特集】
多彩な技法によって美しく装飾された料紙は、
かなの作品を引き立てる大きな存在。
色彩豊かな染料で染めた「染め紙」。
唐草や亀甲などの文様を刷り出した「から紙」。
砂子、切箔、野毛などの箔加工。
流動する墨の文様を写し取った墨流し。
異なる料紙を継ぎ合わせた「継ぎ紙」。
かなと料紙が一体になることで「和の美意識」は
さらに美しく結晶化していきます。
かなと料紙の切り離すことのできない関係に、
あらためて目を向けてみましょう。
・プロローグ
 日本文化と紙①
・基礎知識
 知りたい 料紙 基礎知識 文/髙城弘一
・鑑賞
 麗しき王朝美 料紙で味わうかな古筆
 文/髙城弘一
・ビジュアル&エッセイ
 田中親美と料紙 文/関口研二
・グラフ
 まつかげ帖
 福田喜兵衛、古筆手鑑複製本の世界
・考察1
 拡大で見えてくる
 料紙研究の“いま” 原料篇 文/野中直之
・レッスン
 かなと料紙のハーモニー 講師/日比野 実
・考察2
 拡大で見えてくる
 料紙研究の“いま” 加工技法篇 文/野中直之
・論考
 桑田笹舟──美しき「間」を求めて 文/福井淳哉
・クローズアップ
 美しい料紙を書き手に届ける その一
 王朝の美を守り伝える 翠祥堂
・レポート
 よみがえる平安の美 装飾料紙復元への歩み
 文/日野楠雄
・ビジュアル&レポート
 越前 和紙の里を訪ねて
・インタビュー
 手漉き和紙に書く 竹田晃堂
・エッセイ
 和紙と花 文/大久保有加
・クローズアップ
 美しい料紙を書き手に届ける その二
 伝統と革新を追って 平安堂
・エピローグ
 日本文化と紙②
【企画】
・改組 新 第6回 日展 第5科・書
・新春恒例 新年名刺交換会
【連載】
・季を告げる花々 椿
・今日も書室で 舟橋蒔絵硯箱
・書語辞典 文/伊藤文生
・ギャラリー 六舟手拓 提梁ユウ器形拓
・翰墨の縁 王?・費硯
・碑法帖存疑
 翁同ワ旧蔵「唐刻宋拓晋唐小楷八種」考
 文/伊藤 滋
・中国当代書家二十人 周慧?
・監修/蘇士? 取材・文/郭同慶
・韓国書芸通信 文/金周會
・書論通観 ?重光『書筏』
 文/松村茂樹
・風につたへし 文/木下真理子
・『墨海』抄 訳・注/井垣清明・塩谷章子
・時評 揮灑 文/亀井一攻
・これでスッキリ! 書道なんでも相談所
 文/堀 久夫
・墨蹟巡礼 板渡 文/財前 謙
・リレー講座 書の線で描ける水墨画
 講師/吉見公子
【トピックス】
・クローズアップ
 第1回 真令記念 臨書コンテスト 選考結果発表
 文/関口研二
・レポート
 2020年で創立10周年! 東京中央オークション
 古代簡牘の宝庫を巡る旅 撮影・文/横田恭三
 榎倉香邨揮毫・俵万智選歌「牧水の恋」が連載中
 北川コレクション 和刻法帖──にっぽんのてほん
 展覧会ピックアップ
・インフォメーション
 『墨』創刊40周年記念企画『墨の特集』縮刷版
 予告 『墨』特製「書道手帳」
・墨手箱
 書字庭園抄
 硯にかけた日々の軌跡 製硯師・青栁貴史
 この人と書と 文/沢村澄子
 デザイン“すみずみ”異聞録 文/深沢慶太
 蘭子の書道日記
・読者参加企画
 かな作品募集 審査/日比野 実
 261号作品募集結果発表 審査/西 墨濤
【展覧会】
・プレビュー
 王?常先生 生誕120周年記念 ?草傳薪
 日中書道展
 第8回 翰墨書道会展
・話題の展覧会
 書業65年 井茂圭洞展
 古都鎌倉に魅せる 香坡の書画三昧
 第50回 玄武書道展
  第50回記念併催 玄武先達遺墨展〈先達の書〉
 第80回記念 千草会書展
 第25回 大知会系 興文会書展
 第41回 東京書作展
 天上大風 東京国際甲骨文書道展
・話題の書道展より
 第53回 公募 天真全国書道展
 第41回 日本書展
 第46回 銀河書道作品展
 第68回 奎星展
 第41回 翠心会書展
 第7回 日本書道院「100人」展
【墨らんだむ】
・書道通信
・エッセイ 新時代の書の志
・読者の広場
・新刊ぴっくあっぷ
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・1・2月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
・バックナンバー一覧
・常設書店リスト
・次号予告・編集後記

判型 : A4変型 並製
頁数 : 256頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2019年12月28日