企業理念

複雑多様で困難な課題を抱える今の社会や、ますます混迷を深める世界を、丁寧に深く読み解くためのヒントや視点を、限定的ではありますが、可能な限り分かりやすくご紹介するための出版物を中心に、関連するデジタル情報サービスなども併せてご提供して参ります。

代表メッセージ

これまで幾度となく繰り返されてきた自然災害、人的災害で、尊い命を亡くされた多くの方々のご冥福を、改めて深くお祈り申し上げます。

遠い昔から、限られた国土の中で、野山を切り開き田畑を耕し、牧畜を試み、海産物を採取して暮らしを続け、様々な仕組みや制度を構え、営々と国つくりに励み、その暮らしを引き継ぎ受け継いできた、私たち日本人。この時代だからこそ生き方も問われています。

無謀で過酷な戦争の時代に、300万人を超える多くの同胞、隣人を失い、更に多くの近隣諸国の人々を失い、辛く悲しい思いを経て、新しい時代を整えようとしてきました。その記憶と記録は決して忘れ去られてはいけないことです。

美術・書道分野の特化した出版物を刊行してきた弊社も、少しずつですが、変化を遂げております。

  • 書道専門誌『墨』は、2021年にお蔭様で創刊45年を迎え、今まで以上に広範な書道文化の深耕や検証を通じて、次世代の書道文化の在り様を模索しながら、書道の先験的に持つ価値を拡張してお伝えするための誌面つくりを実現して参ります。
  • 美術年刊誌『美術名典』も創刊64巻を数え、美術業界の様々な情報の収集・蓄積・開示を実現して参ります。
  • 書籍出版では、美術、書道、文芸、近現代史、演劇、映画、サブカルチュア、自己啓発など、芸術文化関連図書の書籍の出版を追求して参ります。また、関連した複製美術品やグッズなどの開発も同時に進めて参ります。

目指すところは、時代の変化に柔軟に対応できる視野と距離感を確保しつつ注意深さを保ち、どの方向へ踏み出しする際もフットワークを活かせる立ち位置を意識し、運動量を多くして、出版社としての体幹を鍛え、自在な企画を案出実現できる、変化を懼れない出版社としての体質改善に努めて参ります。

株式会社芸術新聞社
代表取締役社長 相澤正夫