山本タカト 綵色画帖
頁数:144頁
定価:3,630円
本体価格:3,300円(税別)
発刊:2024年10月28日
ISBN : 978-4-87586-711-1
山本タカトは、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、イラスト技法に日本画調のフラットで繊細なタッチを融合させた「平成耽美主義」様式と銘打って、美少年・美少女たちの幻想耽美を描いてきました。書籍や劇場用パンフレットの装丁画、挿絵に起用されるほか、画集発刊や個展などで、オリジナルの作品を発表するなど、意欲的な活動を続けています。
その制作過程は独特で、まず、おおまかなラフを描き、ラフをもとに下絵を起こします。次に下絵の紙の裏側全面を鉛筆で塗り、下絵と本番用の紙を重ねて下絵の線をなぞり、本番の紙になぞった線を転写させます。そして本番では、面相筆とペンで線を描き、リキテックスの絵の具で色塗りをして完成させます。結果として、作品1点を制作するために4回描いています。
新刊『綵色画帖』は、こうした行程を少しだけ体験することができる1冊です。すでに描かれた下絵をなぞり、そのあとは本画と全く同じように塗っても良し、自由に塗っても良し。あなただけの作品を完成させてください。
■山本タカト『綵色画帖』出版記念展
銀座 蔦屋書店 アートブックフロア
2024年11月8日(金)〜12月7日(土)
サイン会: 11月9日(土)17時より
詳細・申込みは、「こちら」
【山本タカト】
1960年秋田県に生まれる 1983年東京造形大学造形学部美術学科卒業 80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。90年代初頭から、 19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、小説の挿絵を描き出す。 その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。 以降、『緋色のマニエラ』『殉教者のためのディヴェルティメント』など多数の画集発行(editions treville刊)、『幻色のぞき窓』『山羊のいる庭で』(芸術新聞社刊)、表紙絵・挿絵の制作、個展の 開催など、意欲的な活動をつづける。国際浮世絵学会会員。
頁数:144頁
定価:3,630円
本体価格:3,300円(税別)
発刊:2024年10月28日
ISBN : 978-4-87586-711-1