墨2023年11・12月号 285号
頁数:184頁
定価:2,700円(税込)
本体価格:2,455円
発刊:2023年11月1日
今年も終盤。
去る一年を振り返り、来る一年に祈りを込めて、
手紙で思いを伝えたい。そんな季節でもあります。
手紙を書くということは、
自分の気持ちを文字にすると同時に、
受け取った相手の気持ちにも寄り添う、
そんな行為なのだと思います。
敬意、お礼やお祝いの気持ち、
お願い事や叱咤激励、ユーモア。
折々の手紙には、
そんな気持ちとともにその人の素顔や
以外な一面が垣間見られます。
本特集では、手紙が運ぶ思いと
そこから生まれる
コミュニケーションをご紹介。
「卒意の書」ともいわれる
手紙をめぐる世界へとご案内します。
歴史上の手紙たち 文/住川英明★
「てがみ」って何? 文/岩下哲典
幕末の日本人と手紙 文/岩下哲典
近代画家たちの手蹟 文/住川英明
コラム 手紙の効用 文/井原奈津子★
手紙は気持ちのキャッチボール★
小堀遠州の酒井忠勝宛書状 森岡 隆
・素朴絵から表現を考える 西国の文人画
・天真を養う 文/玄侑宗久
・古典臨書講座 漢字 木簡2 虎渓山前漢簡
指導/池田毓仁
・水暈墨章――深淵なる世界―― 浦上玉堂
・古典臨書講座 かな 伝西行「中務集」(展開)
指導/倉橋奇艸
・見えないもののかたち
「うつろひ」はどう捉えられたか 文/萱 のり子
・素朴絵から表現を考える 西国の文人画
解説篇 選・文/矢島 新
・金澤泰子と翔子 今までとこれから
書/金澤翔子 文/金澤泰子
・墨アーカイブ 上條信山
・時評 揮灑 文/亀井一攻
*「中国当代書家二十人」は休載とさせていただきます。
・追悼 日比野光鳳氏逝く
・日下部鳴鶴 肖像の真相が明らかに
文/伊藤隆夫
・石川九楊 著『悪筆論』
刊行直前インタビュー
読者参加企画
・半紙作品募集
審査/倉橋奇艸・池田毓仁
・284号作品募集結果発表
審査/倉橋奇艸・池田毓仁
[プレビュー]
・第23回 扶桑印社展
併催 西泠印社創設120年記念
[スポット]
・榎倉香邨遺墨展
―あくがれへの旅路 香邨の求めた書―
[話題の展覧会より]
・第70回記念 無心会書展
・第39回 読売書法展
・第40回記念 産経国際書展
特別企画①
産経国際書会40年―そのはじまりと歩み―
特別企画②
田中鳳柳コレクション 中国 明・清の書画展
[話題の書道展より]
・第66回 凌雲書展
・第62回 現日書展
・第61回 墨滴会全国書展
・第62回 白扇書道会展
・書道通信
・読者の広場
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・11・12月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
・新刊ぴっくあっぷ
・バックナンバー一覧
・愛読者プレゼント
・常設書店リスト
・次号予告/編集後記
頁数:184頁
定価:2,700円(税込)
本体価格:2,455円
発刊:2023年11月1日