墨2004 11・12月号171号
頁数 : 232頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2004年11月1日
愛蔵版 篆刻ファンに贈る「眼福」の一冊私の愛用・愛蔵印
【特集】
篆刻は、「天(篆)」を「刻」ることだといった人がいる。優れた刻印の印面には、人を惹きつけてやまない、底知れぬ魔力があるともいう。本特集では印を愛用、または愛蔵する側にスポットをあて、虜となった愛好者たちの秘蔵品とともに、その力に触発されて、自らの創造の手がかりを見つけた書家、篆刻家らのエピソードも大公開。“方寸の宇宙”に一度価値を見出した人は、もう無関心でいられなくなるだろう。「眼福の一冊」をここにお届けする。
印癖人伝
富岡鉄斎 文/野中吟雪
会津八一 文/中野 遵
橋本関雪 文/水野 恵
・鑑賞1
一千顆の蒐集 ―市島春城コレクション―
・鑑賞2
書家の愛蔵・愛用印
宇野雪村 文/玉村霽山
手島右卿 文/高澤翠雲
川村驥山 文/川村龍洲
小坂奇石 文/江口大象
西川 寧 文/田中東竹
・コラム
相澤春洋先生刻印 文/北川博邦
殿村藍田の自用印 文/鈴木瑞之
・歴史
印癖の諸相 文/北川博邦
書と印
現代書家8人 書作品に生かす印
恩地春洋/貞政少登/杭迫柏樹
江口大象/桑田三舟/米本一幸
吉田成堂/鈴木まつ子
・海外トピックス1
台湾の巨星 呉 平
杉雨先生と堪白先生 文/谷村雋堂
台湾交友録 文/原田歴鄭
・海外トピックス2
孤高の天才「印鈕」作家 廖徳良
・インタビュー
篆刻蒐集事情 遠藤 彊
・スポット
印材鑑賞と煎茶の世界 文/西嶋慎一
・インフォメーション
山田正平展 ―文人に愛された文人篆刻家―
資料室
役に立つ 特集関連情報
酉年の年賀状
酉年生まれの書家の年賀状2005
干支印コレクション
プリントゴッコjetを使って年賀状を作ろう
集字帖
酉年のもぐら庵
新「現代の書」の検証 森田竹華 文/田宮文平
灌頂暦名を科学検証する 文/表 立雲
筆跡は語る[最終回]「烏丸光広の書」 文/魚住和晃
早わかり 中国書法史 「明」 監修/赤井清美
文字のいずまい 文/臼田捷治
常識と非常識の間で 文/堀 久夫
ギャラリー「上林農官」漢セン
※日本の書文化は、筆者都合によりしばらく休載いたします。
・スペシャルインタビュー
日本芸術院賞・恩賜賞受賞記念 新井光風
・スポット
金子鴎亭 与 現代書法北京展
東京国立博物館リニューアル
書論の広場
激変の最中にある中国篆刻界 文/晋 鴎
読者参加企画
頁数 : 232頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2004年11月1日