墨2016年11・12月号243号
頁数 : 248頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2016年11月1日
漢字条幅の研究 2016
【特集】
縦長の紙型の清々しい佇まいの中に躍動感や風韻を響かせて、大型公募展から社中展、グループ展から個展まで、さまざまな展覧会で鑑賞者を魅了する漢字条幅──。本特集では、昨年に引き続き、漢字条幅を大研究! 今年もしっかり学んで、漢字条幅のセンスにさらに磨きをかけましょう。
・鑑賞1
変幻自在なる筆技 津金?仙の「条幅」 選・解説/津金孝邦
・鑑賞2
書き下ろし 現代漢字作家による半切作品
太田海軒・大橋洋之・尾崎司邑・風岡五城・川村龍洲・
栗崎浩一路・高見廣流・竹内勢雲・西 墨濤・原田歴鄭・
増子哲舟・村松太子・山﨑知堂・吉澤石琥
・レッスン1
「条幅」を書く 行草編 講師/髙橋蒼石
・レッスン2
「条幅」を書く 篆隷編 講師/荒木大樹
・論考
明代行草書条幅の展開──紙面支配と古法遵守の相克
文/尾川明穂
・エピローグ
先人たちの言葉
【企画】
・酉年の年賀状
酉年生まれの書家による年賀状
安藤翠明・石澤桐雨・加藤東陽・黒田玄夏・小久保嶺石・
園部琴城・辻 敬齋・寺坂昌三・時女信子・滑川佳苗・
原 奈緒美・藤野北辰・舟尾圭碩・三宅相舟・宮崎紫光・
森本栖鳳・山本大悦・吉田青雲・吉見靖子・渡辺墨仙
酉迎 もぐら庵の鳥たちの競演
いろんな用具用材を使って年賀状を作ろう 講師/山本信山
残りのお酒はどのくらい? 文/円満字二郎
酉・鳥 集字帖
【連載】
・写された刻 写真/髙橋恭司
・今日も書室で 白玉双猫書鎮
・書語辞典 文/伊藤文生
・書は人なり 始制文字──智永の千字文 文/廣瀬保雄
・書論通観 中林梧竹『梧竹堂書話』 文/松村茂樹
・これでスッキリ! 書道なんでも相談所 文/堀 久夫
・和魂漢才 藤原行成「詩稿」 文/北川博邦
・ギャラリー 「南石窟寺碑」
・翰墨の縁 朱其石・銭君?
・碑法帖存疑 梧竹堂法帖考(四) 文/伊藤 滋
・もぐら・もぐら もぐら庵の印刻り日記
・水、呼び交わす 無常と異界 文/恩田侑布子
・古筆細見 関戸本古今集 文/関口研二
・有名武将の書状でたどる大坂の陣への道のり
豊臣氏四奉行連署状 文/池田公一
・『墨海』抄 訳・注/井垣清明・塩谷章子
・帝王学の書相 聖徳太子──東域の国産み物語 文/松宮貴之
【トピックス】
・追悼
稲村雲洞氏逝く 文/桐山正寿
「恩地春洋先生お別れの会」しめやかに
・クローズアップ
ユネスコ無形文化遺産登録への道 文化庁長官に「要望書」と 「賛同団体署名」一万四千余を提出!
・インフォメーション
『墨』創刊40周年記念企画『墨の特集』予約開始!
平安書道研究会800回記念特別展
平安古筆の名品──飯島春敬の観た珠玉の作品から
・フォト・ストーリー
岡倉天心の「美」を受け継ぐ 木下真理子 写真/nanaco
・レポート
第17回 日中蘭亭書法交流杭州展
濱野龍峰個展「宝」開催
第2回 大野宜白・蘇士? 書画展
書の美、文字の巧 宮内庁三の丸尚蔵館 第74回展覧会
文/財前 謙
晏方?額百品──童衍方先生書法作品展
展覧会ピックアップ
・墨手箱
書字庭園抄
デザイン“すみずみ”異聞録 文/深沢慶太
手紙を味わう 文/中谷和玄
空間の詩法 文/栗本高行
・読者参加企画
半切作品(行草)募集 審査/髙橋蒼石
半切作品(篆隷)募集 審査/荒木大樹
242号作品募集結果発表 審査/杭迫柏樹
【展覧会】
・プレビュー
生誕百年記念 小林斗? 篆刻の軌跡
第16回 扶桑印社展
日本書道院65周年記念 中村雲龍書展──心音の響き
華甲記念 西墨濤書展
回顧 伊東参州特別展
併催 第20回記念 蒼泉会書展
・話題の展覧会
書 杭迫柏樹の世界展
嘉門書舎創立50周年記念展──学生展併催
没後二十年 今も生きている野崎幽谷展
第33回 読売書法展
第60回記念 凌雲書展
・話題の書道展より
第66回 玉信書展
第56回 現日書展
第56回 白扇書道会展
第77回 国際文化交流 大日本書芸院展
第33回 全国公募 日本綜合書作院展
第50回記念 墨彩会書展
寒玉書道会 第12回選抜展
【墨らんだむ】
・書道通信
・エッセイ 伝えたい言葉
・読者の広場
・新刊ぴっくあっぷ
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・11・12月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
・バックナンバー一覧
・常設書店リスト
・次号予告・編集後記
頁数 : 248頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2016年11月1日