墨2017年11・12月号249号
頁数 : 216頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2017年11月1日
いまこそ手紙を書こう
【特集】
電話があるので、手紙を書く機会が減ってしまって……
と言っていたのは、昭和の時代の過去のこと。
現在は、携帯電話やスマートフォンが普及し、
電話だけではなく、電子メールやLINEなども主流に。
しかし、筆を持つわれわれとしては、
ぜひいまこそ、手紙を書いてみようではありませんか。
王羲之や空海の例を出すまでもなく、書の古典の中には
手紙が数多く含まれています。筆を動かしながら、
手紙を書く喜び、受け取る楽しさを思い出してみましょう。
・鑑賞1
鈴木翠軒の手紙
・鑑賞2
木村知石の書簡手本
・エッセイ1
手紙と調和体 文/菅原教夫
・鑑賞3
書き下ろし 現代書家10名による手紙
石川芳雲・襟立玉英・加藤東陽・小竹石雲・鈴木まつ子
添田耕心・田頭一舟・竹内勢雲・永守蒼穹・森川星葉
・エッセイ2
82円の美術館 文/財前 謙
・レッスン
手紙を書こう 講師/渡辺墨仙
・クローズアップ
一言入魂! はがき作成術 講師/江原見山
・ピックアップ
一年の新情報を振り返る「手紙」たいむず2017
・コラム
知っておきたい封筒の常識
・エピローグ
手紙を書くよろこび
【企画】
・戌年の年賀状
戌年生まれの書家の年賀状
謹賀戌年 もぐら庵の犬たちが集合!
墨の表情を生かした墨彩画の年賀状を楽しもう
講師/田中ゆみ
イヌ年と西郷どんの薩摩犬 文/山口謠司
戌・犬 集字帖
【連載】
・季を告げる花々 水仙
・今日も書室で 雕竹書扇図筆筒
・書語辞典 文/伊藤文生
・書は人なり うちむれて──兼好法師の書 文/廣瀬保雄
・これでスッキリ! 書道なんでも相談所 文/堀 久夫
・翰墨の縁 萬経・瞿雲升
・碑法帖存疑 日本金石拓本考(二)
「神護寺鐘銘」日本金石図録本 文/伊藤 滋
・ギャラリー 張伯英「館本十七帖」跋一則
・風につたへし 文/木下真理子
・もぐら・もぐら もぐら庵の印刻り日記
・和魂漢才 藤原行成「本能寺切」(二) 文/北川博邦
・古筆細見 王羲之「喪乱帖」 文/関口研二
・奇妙な象形文字の出現と変容 補遺 前編 文/笹原宏之
・『墨海』抄 訳・注/井垣清明・塩谷章子
・書論通観 中村不折「『六朝書道論』自序」 文/松村茂樹
・帝王学の書相 伏見天皇──日本の帝王書学の構築
文/松宮貴之
・墨の表現の広がり──画と書
【トピックス】
・レポート
第18回 日中蘭亭書法交流 福建展
ポーランドにて日本書展が開催!
東京中央オークション「2017秋季オークション」
公益信託 國井誠海 書奨励基金 二十周年記念書展開催!
展覧会ピックアップ
・インフォメーション
『墨』創刊40周年記念企画『墨の特集』縮刷版
・墨手箱
書字庭園抄
デザイン“すみずみ”異聞録 文/深沢慶太
空間の詩法 文/栗本高行
・書論の広場
藤原佐理 書風の特色及び大字仮名作品への
展開方法の考察 文/西川由紀子
・読者参加企画
手紙作品募集 審査/渡辺墨仙
248号作品募集結果発表 審査/有岡シュン崖
【展覧会】
・プレビュー
第17回 扶桑印社展
松本宜響書展──花蔵院梵字曼荼羅と相縁の書
書の流儀Ⅱ──美の継承と創意
墨表現不二’17書展
狩谷?斎──学業とその人
・話題の展覧会
第34回 読売書法展
雪と恋 書・原奈緒美展
・話題の書道展より
第57回 現日書展
第57回 白扇書道会展
第67回 玉信書展
第34回全国公募 日本綜合書作院展
【墨らんだむ】
・書道通信
・エッセイ 伝えたい言葉
・読者の広場
・新刊ぴっくあっぷ
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・11・12月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
・バックナンバー一覧
・常設書店リスト
・次号予告・編集後記
頁数 : 216頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2017年11月1日