墨2019年7・8月号259号
頁数 : 248頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2019年7月1日
関戸本古今集を学ぶ
【特集】
『古今和歌集』が書写された
平安古筆の代表的な遺品の一つ、
「関戸本古今集」。
変化に富んだ、ねばりのある線質が特徴です。
“縦横無尽” “変幻自在”ともいうべき
表現の多彩さ、幅広さ。
臨書から創作への応用まで、
しっかり楽しく学びましょう。
・導入
関戸本古今集 基礎知識 文/髙城弘一
・鑑賞1
目で味わう関戸本古今集 文/髙城弘一
・考察
新出の断簡について
──五島美術館蔵「関戸本」との関係を中心に
文/田村彩華
・論考
現代かな書道と関戸本古今集
──関戸本古今集を学んだ先人たち 文/福井淳哉
・鑑賞2
筆百臨 藤岡保子の臨書
・鑑賞3
現代かな作家5名による書き下ろし
関戸本古今集風の現代作品
岩永栖邨・慶徳紀子・三宅相舟
山根亙清・吉澤劉石
・レッスン
教えて先生! 関戸本古今集の学び方
講師/齊藤紫香
・対談
再考・関戸本古今集──最新の研究動向を踏まえて
名児耶 明・福井淳哉
・クローズアップ
関戸本古今集のかな──同系統古筆に学ぶ
文/野中直之
【特別企画】
甲骨文字発見120年 甲骨文字は面白い!
甲骨文字を刻る
現代篆刻家による甲骨文字作品
井谷五雲・稲村龍谷・遠藤 彊
岡野楠亭・尾崎蒼石・綿引滔天
甲骨文字を知ろう
監修/菅野智明 文/安東 麟
【連載】
・季を告げる花々 扶桑花
・今日も書室で 景徳鎮窯粉彩山水図筆床
・書語辞典 文/伊藤文生
・これでスッキリ! 書道なんでも相談所
文/堀 久夫
・もぐら・もぐら もぐら庵の印刻り日記
・翰墨の縁 チョトクイ・来楚生
・ギャラリー 豆盧恩碑
・碑法帖存疑 安思遠旧蔵善本碑帖 過眼記
文/伊藤 滋
・中国当代書家二十人 鮑賢倫
監修/蘇士? 取材・文/郭同慶
・書論通観 倪コウセン「倪氏雑著筆法」
文/松村茂樹
・韓国書芸通信 文/金周會
・風につたへし 文/木下真理子
・戦後生まれの「書」の行方 山本大廣
取材・文/武田 厚
・『墨海』抄 訳・注/井垣清明・塩谷章子
・リレー講座 書の線で描ける水墨画
講師/藤﨑千雲
【トピックス】
・寄稿
「令和」をめぐって 文/伊藤文生
・クローズアップ
全文詳解 顔真卿「祭伯文稿」
文/氣賀澤保規
・レポート
調和体篆刻の可能性と展望 文/川内佑毅
第50回 現代女流書100人展
日中書法名家交流展/2019・東京
中国湖南省・中南大学の教授陣に訊く
──書道教育理論の検証 文・翻訳/松宮貴之
三輪田米山 魂の書
財前 謙展
展覧会ピックアップ
・インフォメーション
『墨』創刊40周年記念企画『墨の特集』縮刷版
第1回 真令記念 臨書コンテスト 作品募集
第2楽章 書だ! 石川九楊展
筆文字で伝えたいことば大賞 作品募集
・墨手箱
書字庭園抄
デザイン“すみずみ”異聞録 文/深沢慶太
この人と書と 文/沢村澄子
・読者参加企画
臨書・創作作品募集 審査/齊藤紫香
258号作品募集結果発表 審査/湯澤 聡
【展覧会】
・プレビュー
第20回 喜寿記念 豊平峰雲書作展
・話題の展覧会
第21回群馬書道大賞受賞記念 星野聖山展
今川佳香 ローマ展を終えて
生誕130年記念 書聖・鈴木翠軒展
第73回 日本書芸院展
第61回 東方書展
第46回 翠煌会書展
・話題の書道展より
第68回 日本書道院展
第48回 鶏聲展
第41回 青潮書道会全国展季書展
第43回 書道笹波会展
第79回 龍門社書展
第43回 神戸笹波会展
【墨らんだむ】
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・7・8月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
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・常設書店リスト
・次号予告・編集後記
頁数 : 248頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2019年7月1日