プロの画家が伝授 こう描けば絵は上手くなる

水彩画の第一人者である著者が
物の見方、デッサンの考え方、描画技術の高め方、
風景・静物・人物画の法則、個性の出し方まで回答した、
全く新しいタイプの「読む技法書」。
作例・図版・資料、多数掲載。

【内容】
第1章 絵を描くのが好き
Q1 絵が上手いのは、生まれつきの才能ですか?
Q2 絵が上手く描けないのは素質やセンスがないからでしょうか。描き続けると上手くなりますか?
Q3 プロから見て「絵が上手い人」の絵には、何が描けているのでしょうか?
Q4 「絵になる」「絵にならない」と言いますが、何をさして「絵になる」と言うのですか?
Q5 プロの絵とアマチュアの絵、一番の違いはどこにありますか?
Q6 自由に描くように言われても、何を描いたらいいかわかりません。何から始めたらよいですか?
Q7 描きたいイメージがあるのに、なんだか漠然としているとき、何から始めるとよいでしょう?
Q8 人に絵を見せるのが恥ずかしいのですが、克服する方法はありますか?
Q9 自分の絵のレベルを知るためには、どうすればよいですか?
◎第1章〈絵を描くのが好き〉まとめ

第2章 絵画の基本
たかがデッサン、されどデッサン
Q1 デッサンの定義とは?
Q2 デッサンは、何のために学ぶのですか?
Q3 デッサンを学ばないと、きちんとした絵は描けませんか?
Q4 デッサンは、描けば描くほど上手くなるのでしょうか?
Q5 デッサンの効果的な学習法はありますか?
Q6 クロッキーとは何ですか? デッサンとの違いは?
Q7 スケッチとは何ですか? デッサンとの違いは?
Q8 ドローイングとは何ですか? デッサンとの違いは?
Q9 フリーハンドで直線や円をきれいに描く練習は必要ですか?
Q10 デッサンは何から(どんなものから)描けばよいのですか?
Q11 立方体や円柱のデッサンは、やっておいた方がよいですか?
◎第2章〈絵画の基本〉まとめ

第3章 デッサンの実践
Q1 デッサンやクロッキーの画材として何をそろえたらよいですか?
Q2 形をどのように捉えればよいのですか、アプローチの仕方は?
Q3 石膏デッサンで身につく能力は何ですか?
Q4 デッサンが楽しく感じられません。どうすれば楽しくなりますか?
Q5 人物デッサンの一番の目的は何ですか?
Q6 人物デッサンは、写実的に描いた方がよいのですか?
Q7 初心者が人物クロッキーを始めるときの心得を教えてください。
◎第3章〈デッサンの実践〉まとめ

第4章 描画の技能を高める
◆トレーニング全般について
Q1 独学で絵を描いているのですが、一人でやれる上達法とは?
Q2 自分の目的に合わせた絵画教室の選び方とは?
Q3 模写することに意義はありますか?
Q4 模写のやり方を教えてください。
Q5 色彩(色相・彩度・明度)の理論や専門知識は絵を描くのに役に立ちますか?
Q6 色を塗ると失敗して、うまくまとめることができません。配色は、どのように考えればよいのでしょう?
Q7 美術館や展覧会での目習いのポイントとは?
◆風景画について
Q1 風景画の構図の取り方にコツはありますか?
Q2 風景画と心象風景画は違いますか? 違いはどこにあるのでしょうか?
Q3 描きたい風景を描く、絵になりやすい風景を描く、どちらが正解ですか?
Q4 スケッチした風景を室内で仕上げるときに、最も気を使うべき点は?
Q5 風景に「思い」を描きこむとしたら、どんな方法がありますか?
Q6 この世で最高に素敵だと思う風景画は何ですか?
◆静物画について
Q1 リンゴ一個描いても、静物画と言えますか?
Q2 静物画を描く目的とは何ですか?
Q3 描くものの選び方、並べ方にセンスは問われますか?
Q4 果物を描いた絵が多いのはなぜですか?
Q5 陶器、ガラス、布、金属など異素材の描き分けで大事なことは何ですか?
Q6 花を魅力的に描くために最も大切なことは何ですか?
Q7 この世で最高に素敵だと思う静物画は何ですか?
◆人物画について
Q1 人物画を描く上で最も大切なことは何ですか?
Q2 顔の彩色はどのように進めたらよいですか?
Q3 プロの画家は、どんなポーズでも描けるのでしょうか?
Q4 人物の内面まで表現するとはどういうことですか?
Q5 この世で最高に素敵な人物画は何ですか?
◎第4章〈描画の技能を高める〉まとめ

第5章 水彩画を描く
Q1 どんな画材が自分に合うのかわかりません。自分に合った画材の選び方を教えてください。
Q2 水彩画の魅力は何ですか?
Q3 透明水彩と不透明水彩の違いは? 初心者にとっては、どちらが扱いやすいですか?
Q4 水彩画にはどんなモチーフを選ぶとよいですか?
Q5 基本的な描画のテクニックを教えてください。
Q6 透明水彩で、一番難しいところはどこですか?
Q7 水彩技法を本で学びましたが、技法の数が多くて使いこなせません。どうすれば技法を適材適所にうまく使いこなすことができますか?
◎第5章〈水彩画を描く〉まとめ

第6章 創造的であること
Q1 自分の絵には個性が感じられません。どうやって個性を出せばよいですか?
Q2 自分の画風は、どうすれば確立できますか?
Q3 毎日絵を描いた方がよいですか?
Q4 失敗したと思うのは、どんな絵を描いたときですか?
Q5 憧れの画家、目標とする画家がいた方が上達は早いですか?
Q6 モチーフが偏ってしまったときの打開方法は?
Q7 好きなものだけを描いていて、プロになれますか? また、プロの画家になるために最も大事なことは何ですか? ◎第6章〈創造的であること〉まとめ

【プロフィール】
醍醐芳晴（だいご・よしはる）
1952 年東京都生まれ。
1976 年武蔵野美術大学油画科卒業。 醍醐水彩教室主宰。無所属
【受賞歴】
日本水彩展初出品不破賞 (1994)、石井賞 (1995)、 文部大臣奨励賞 (1996)、内閣総理大臣賞 (1998)、 水彩展 OHARA 町長賞 (1995)、他
【個展】 せんたあ画廊、ギャラリーアートもりもと、横浜 高島屋、日本橋三越本店、光画廊、 丸善日本橋店
【著書】 『透明水彩で描く 花と静物』『透明水彩で描く 風景』『普及版カルチャーシリーズ 水彩で静物を描く』
『透明水彩の基本 明暗のカラーサンプルと描 き方』『透明水彩の基本 線と色のレッスン』『醍醐芳晴の透明水彩』
『絵を描く基本 鉛筆&水彩[モノの見方が身につく20のドリル]』(以上グラフィック社)
画集『醍醐芳晴透明水彩作品集』『Watercolors II』『新装版 醍醐芳晴透明水彩作品集』(以上、如月出版)
『透明水彩で描く ワンランク上の人物画』(芸術新聞社)