日本の金石文

日本の金石文

財前 謙・著

判型 : 四六判 上製
頁数 : 246頁
定価 : 3,300円
発刊 : 2015年3月30日
装幀 : 小沼宏之

ISBN : 978-4-87586-445-5 C0081

日本図書館協会選定図書文字の力、ことばの力──。日本人は、文字に何を託してきたのか。日本語の文字文化の未来に向けて、ネット、スマホの時代に、あらためて手で文字を書くことの根源的な意味を問う。

日本図書館協会選定図書
文字の力、ことばの力──。
日本人は、文字に何を託してきたのか。
日本語の文字文化の未来に向けて、
ネット、スマホの時代に、あらためて
手で文字を書くことの根源的な意味を問う。
日本人はどのように、またどのような文字を書いてきたのか。……
我々はもっともっと、思い出さなくてはならない。
(I「日本の金石文」より)
手で字を書くことは文字を自分自身に導くことであり、……
同時に、手で書かれた文字には、それを書いた人そのものが刻まれる。
(II「書く──もう一つの意味」より)

目次
Ⅰ 日本の金石文
 序
 道の幸
 彼の岸へ
 暦
 銘 序を并す
 初唐の風
 心の準備
 狩谷?斎
 連歌師の眼
 しのぶ
 碑の抱一
 法隆寺
 仮名の往く道
 伝達と筆法
II 書く──もう一つの意味
あとがき
図版一覧
初出一覧
書名・作品名索引
人名索引

掲載情報他
『Wedge(ウェッジ)』2015年7月号
新刊クリップ
『毎日新聞』2015年8月9日号
今週の本棚・本と人:『日本の金石文』著者・財前謙さん

【プロフィール】
財前 謙(ざいぜん・けん)
1963年、大分県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。2009年、第1回「墨」評論賞大賞を受賞。著書に『手書きのための漢字字典』『字体のはなし──超「漢字論」』(共に明治書院)、『検定 変体がな』(武蔵野書院)、『新常用漢字196──ホントの書きかた』(芸術新聞社)などがある。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院講師、放送大学講師、大東文化大学書道研究所客員研究員。

判型 : 四六判 上製
頁数 : 246頁
定価 : 3,300円
発刊 : 2015年3月30日
装幀 : 小沼宏之

ISBN : 978-4-87586-445-5 C0081