Amazon.co.jp ウィジェット

Homeアート人文アートは現代に咲く

アートは現代に咲く

判型 : 菊判 上製
頁数 : 300頁
定価 : 本体2,000円+税
発刊 : 2014年2月1日
ISBN : 978-4-87586-389-2 C0071





アートは現代に咲く

中村陽子・著

かつて美大志望をあきらめた一家庭の主婦が、病を転機に夢を実現、あげくは画廊まで開いてしまう情熱一途の記録。作品集を併載する。


ひたすら美を見つめて生きる
美は人生最上のものだから

この本は、ヒューマニズムに裏打ちされての美意識に満ち満ちた、小江戸・川越市(埼玉県)の女性画廊オーナーが綴った芸術観、その地平から発される文明批評、ピュアに「現代美術」を見つめた、芸術にまつわる真摯な憂国論がつまった本です。
美大生、若いアーティストにぜひ読んでもらいたい、厳しくも奥ゆかしい、お婆あさま世代、教養主義世代からの親心にも似たメッセージがみなぎっています。
著者は15年前まで、「父の膝の上でのお絵描き」にはじまるという、幼いころから絵心ゆたかな、普通の家庭の主婦でした。病を転機にふたたび絵に挑戦、画学生となりました。
家族の美大志望却下から半世紀、そのとき自らにひそかに誓ったことが、「もし六十歳まで生きていることができたら、そのときは絵描きになろう」というものでした。誓いより早いこと十年、運命の復活、ここから第二の人生がはじまります。
そしてしだいに画家仲間と親交を深め、あげくは自前の画廊まで開いてしまうという、なんともしあわせな細腕奮闘の記録がドラマティックに展開していきます。でも一朝一夕のサクセスストーリーにあらず、この快挙にはそれなりの必然があるのです。それは著者を支え、この事業を讃える人々との厚い熱い交友が導いた、たまものだということです。
著者はこの本の主題について次のように述べています。
「アートはまさに現代に咲く花であることを、私はコンテンポラリーアートによって学びました。たとえ徒花(あだばな)であっても現代を表徴しうるものは全て、その時代の産物として意味があるのでしょう。現代に咲く花によって美術史は継続されるのです。これまでも知らず知らずのうちに、アーティストたちはそれぞれの時代において現代を体験し世情を写生してきました。その時代の最新の感覚を駆使して。今後においてもアーティストたちは刻々と変貌する現実の姿を、具(つぶさ)に見詰め写しとっていくことでしょう。紆余曲折を体験しながら前進するのです。」
【本書第一章「芸術へのアプローチ」第三節<コンテンポラリーアートとは>より】

【プロフィール】
中村陽子(なかむら・ようこ)
1936年 福井県大野市に生まれる
1956年 光華女子短期大学国文科(京都)を卒業
1991年 日野耕之祐(洋画家)に師事し油絵をはじめる
2000年 4月、埼玉県川越市(西武新宿線本川越駅)にギャラリーユニ
コンを開廊し、さまざまな企画展を開催しながら、現在にいたる。

ジャンル別

検索