だれでも書けるコメディシナリオ教室DVD付

だれでも書けるコメディシナリオ教室DVD付

丸山智子・著

判型 : A5判 並製+DVD付き
頁数 : 216頁
定価 : 2,618円
発刊 : 2011年11月5日

ISBN : 978-4-87586-297-0 C0074

吉本新喜劇などの舞台喜劇のシナリオ執筆法を解説。まったくの初心者が一本を書き上げられるように噛み砕いたハウツー本です。

コメディ脚本家になるために、まったくの初心者が1本・1時間の脚本を書き上げるための「ハウツー」を、著者の実作上のエピソードを交えながら開陳していきます。「これより簡単な教え方はない」というところまで難易度を下げ、かつ無駄を排したシンプルなつくりを徹底しました。 著者の執筆は、アイデア→構成→キャラクター設定→プロット執筆、脚本執筆という流れで進みますが、各項目の要点と、実際にそれらをクリアするためにすべきことが、分かりやすく示されています。またハウツーに加えて、実際のシナリオとそのシナリオによる劇を収録したDVD(はんにゃ、ピースが出演)を付録添付、映像と照らし合わせてシナリオのあるべき姿がイメージされます。 「喜劇を書ければあらゆるジャンルの脚本を書けるようになる」という著者の考えを反映させ、広く劇作や映画脚本のためのファーストブックとしても、使用に堪える汎用性の高さが特徴です。
【豪華付録付き!!】
はんにゃ、ピース出演のコメディ劇『花坂荘の人々』の……
シナリオ決定稿
DVD映像
キャラクター設定
プロット
がついています。白紙の状態から劇になるまでの流れが詳細に分かる!
【目次】
第一講
コメディとは?ー書き始めるための〝いろは〟の〝い〟
コメディ脚本作りのプロセス
初めてコメディを書く人のための基礎の基礎
「吉本新喜劇」とその他のコメディの違い
コメディを書く上で最も大切なこと
「面白い」アイデアが浮かんでも、その前に
笑いを生み出す方法なんてない
悪口も使い方では笑いにつながる
笑いを作り出すのは演者
演者が面白がる脚本を書くことが大事
舞台脚本を書く上で必要なワード
第二講
物語の〝種〟を膨らませるーアイデアから構成まで
脚本を書く前に、まず観る
アイデアはストーリーの種である
テーマなくしてストーリーは進まない
構成はジェットコースターに似ている
アイデアを「序破急」に分けてみる
第三講
何より大事な人物造形ーキャラクター設定
「面白い話」より「面白いキャラクター」
キャラクター作りの基本
身近な人をデフォルメしてキャラクターに
キャラクターには必ず意味がある
キャラクター作りのために履歴書を書いてみる
キャラクターがストーリーを作ってくれる
複雑なストーリーよりもあっさりした定番
第四講
脚本の細部に込める笑いー笑いの盛り込み方
動き、表情、沈黙、全て笑いの要素
小道具もキャラクターの武器になる
「ギャップ」という笑い
「大げさ」という笑い
「かぶせ」という笑い
「ノリツッコミ」という笑い
「間」という笑い
「言い間違い」という笑い
第五講
コメディを一本書き上げるープロットづくりの実践から脚本へ
とりあえず一本仕上げる一番簡単な方法
おとぎばなしはキャラクターの宝庫
お馴染みのキャラクターを掘り下げてみよう
『桃太郎』を分解して「序破急」にしてみよう
『桃太郎』をコピーしてみよう
『桃太郎コピー物語』のキャラクター設定
定番悲劇をコメディに書き換えてみよう
「ケツ末」から書くことが大事
「絵」が見えるプロットが書けたか?
脚本を書く
台詞は自分の世界が作り出す言語
ザンネンな脚本とは
テクニック不足の自覚でテクニックアップ
脚本を書く上で大事な「カ・キ・ク・ケ・コ」
第六講
これからプロを目指す人へー脚本家になるための心得・心構え
名作は最高の教科書
コメディが書ければ何でも書ける
プロへの門は閉じてはいない
チャンスより大事なもの
決断と覚悟の日々
【プロフィール】
丸山智子(まるやま・ともこ)
1962年山口県生まれ。関西大学卒。大阪シナリオ学校在学中にラジオドラマや吉本新喜劇を執筆。これまでに、「超!よしもと新喜劇」(毎日放送制作/TBS系列)などのコメディをはじめテレビドラマ「乱歩R」(よみうりテレビ制作/日本テレビ系列)、ラジオドラマ、アニメの脚本など100作以上を手がける。

判型 : A5判 並製+DVD付き
頁数 : 216頁
定価 : 2,618円
発刊 : 2011年11月5日

ISBN : 978-4-87586-297-0 C0074