展覧会案内ルドン—秘密の花園

ルドン

—秘密の花園


《グラン・ブーケ(大きな花束)》1901年
パステル/カンヴァス
三菱一号館美術館蔵


三菱一号館美術館

東京都千代田区丸の内2-6-2
tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
2018年2月8日(木)~2018年5月20日(日)
※月曜休館。ただし祝日の場合、5/14とトークフリーデーの2/26、3/26は開館
10:00~18:00
※祝日を除く金曜・第2水曜・会期最終週平日は21:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
観覧料(当日):一般1,700円 大学・高校生1,000円 小・中学生500円
※第2水曜日17時以降は女性のみ1,000円
※前売り入場券・ペア前売り券・団体割引あり

特設WEBサイト:http://mimt.jp/redon/


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オディロン・ルドン(1840-1916年)は印象派の画家たちと同世代でありながら、幻想的な内面世界に目を向け、その特異な画業は、今も世界中の人の心を魅了して止まない。

本展は、ルドンの作品のなかでも植物に焦点を当てた前例のない展覧会である。大きな見どころは、美術愛好家のドムシー伯爵がルドンに注文した城館の食堂の装飾画。完成後、装飾画はドムシー城に秘蔵され、三菱一号館美術館所蔵の《グランブーケ》を除く15点は食堂の壁から取り外された。この15点は1980年に日本でも公開されているが、1988年にフランスの相続税の美術品による物納制度により国家所有に帰し、現在はオルセー美術館の所蔵となっている。

残された《グランブーケ》は、制作後110年目となる2011年3月にパリで開催されたルドン展にて初公開されて以来、三菱一号館美術館の所蔵品として幾度か日本で公開されてきたが、オルセー美術館所蔵の15点とともに公開されるのは今回が日本初となる。

このほか、世界有数のルドンコレクションとして名高い岐阜県美術館をはじめ、国内の美術館、そして、オルセー美術館、ボルドー美術館、ニューヨーク近代美術館MoMA、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなど海外の主要美術館から、植物をモティーフとするルドン作品が来日。およそ90点により構成される、大規模なルドン展が開催される。