展覧会案内横浜美術館開館30周年記念 オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち

横浜美術館開館30周年記念

オランジュリー美術館コレクション

ルノワールとパリに恋した12人の画家たち


オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》
1892年頃、油彩・カンヴァス、116×81cm
  Photo © RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) /
Franck Raux / distributed by AMF




横浜美術館

横浜市西区みなとみらい3-4-1
tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年9月21日(土)~2020年1月13日(月・祝)
※木曜休館。但し、12/26は開館。12/28(土)~ 1/2(木)休館
10:00~18:00
※金曜・土曜は20:00まで
※9/27(金)~28(土)、1/10(金)~12(日)は21:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
観覧料(当日):一般1,700円 大学・高校生1,200円 中学生700円
65歳以上1,600円
※小学生以下無料
※65歳以上は、要証明書、美術館券売所でのみ販売
※開幕8日間限定 超お得ペア前売、団体割引等あり

特設サイト:https://artexhibition.jp/orangerie2019/

→ チケットプレゼント *受付は終了しました

パリのセーヌ川岸に建つ、オレンジ温室を改修した瀟洒な佇まいのオランジュリー美術館。画商ポール・ギヨームが基礎を築いた同館所蔵の印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、マティス、ピカソ、モディリアーニらによる名作がそろったヨーロッパ屈指の絵画コレクションだ。

ギヨームは若き才能が集まる20世紀初頭のパリで画商として活動する一方、自らもコレクターとして作品を収集した。彼は既に評価の定まった画家たちだけでなく、当時無名だった若い作家たちも積極的に支援し、そして、自分の美意識にかなった作品で美術館をつくることを夢見た。その構想を果たせぬまま彼が若くして世を去った後、その意志とコレクションは妻のドメニカに受け継がれた。その後、これらの作品群はギヨームとドメニカの二番目の夫の名を冠した「ジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨーム コレクション」としてフランス国家へ譲渡され、同館で展示されるようになった。

本展は同館が所蔵する146点の絵画群のうち13人の画家による約70点が、21年ぶりにまとまって来日する貴重な機会となる。同館の所蔵作品のほとんどは常設展示されており、館外にまとめて貸し出されることは極めて稀なことだ。

コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々を堪能してほしい。