東京国立博物館　平成館

東京都台東区上野公園13-9
tel.03-5777-8600（ハローダイヤル）

2020年10月6日（火）～2020年11月29日（日）
前期展示：10月6日（火）～11月1日（日）
後期展示：11月3日（火・祝）～11月29日（日）
※展示替えあり
※展示作品・会期・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合あり。HP等要確認
※月曜休館、ただし11/23（月・祝）は開館し、11/24（火）休館
9:30～18:00
※金・土曜は21:00まで開館

観覧料事前予約制（日時指定券）：一般2,400円　大学生1,400円　高校生1,000円
※混雑緩和のため、オンラインでの日時指定券の予約が必要

展覧会公式サイト：https://tsumugu.yomiuri.co.jp/momoyama2020/

政治史における安土桃山時代は、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府開府までの30年間をさす。本展ではこの30年間に花開いた、日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」を中心に、室町時代末から江戸時代初期にかけて移り変わる日本人の美意識を約230件の名品によって紹介する。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった武将たちによる、天下の覇権が争われた時代。富と権力を誇示するたくましい造形から平和な時代に適した優美で瀟洒な美への展開を、時代を象徴する優品とともに体感する内容は、まさに「桃山美術の教科書」と言えるだろう。

絵画では、狩野元信から孫の永徳、その孫の探幽、そして永徳のライバル長谷川等伯や海北友松、雲谷等顔などによる障屛画や、江戸時代初期の風俗を写した風俗画といった、時の権力者と共にあった絵師の仕事を紹介する。

また、上杉謙信や豊臣秀吉、伊達政宗など戦国武将ゆかりの武具甲冑も見どころのひとつだ。そのほか、千利休や古田織部ゆかりの茶道具、高台寺蒔絵や南蛮美術など、様々な分野の美術品が集結。歴史ファンのみならずともおさえておきたい展覧会と言えるだろう。