展覧会案内ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス

ミヒャエル・ボレマンス
マーク・マンダース|ダブル・サイレンス


[参考画像]
(左)マーク・マンダース《椅子の上の乾いた像》2011-2015
(右)ミヒャエル・ボレマンス《オートマト(I)》2008

Photo: Peter Cox
Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp, Gallery Koyanagi, Tokyo,
Tanya Bonakdar Gallery, New York/Los Angeles & David Zwirner



金沢21世紀美術館 展示室7〜12・14

石川県金沢市広坂1-2-1
tel.076-220-2800
2020年9月19日(土)〜2021年2月28日(日)
※毎週月曜休場。ただし9/21・11/23・2021/1/11は開場し、9/23(水)・11/24(火)・12/29日(火)〜2021/1/1(金)・1/12(火)休場
10:00~18:00
※金、土曜は20:00まで
観覧料(日付指定入場制/カッコ内は当日券料金):一般:1,000円(1,200円)大学生:600円(800円)小中高生:300円(400円)65歳以上の方:1,000円(1,000円)
※展覧会観覧には、事前予約がおすすめ。
詳細はhttps://webket.jp/pc/ticket/index?fc=00169&ac=0030

展覧会ページ:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1782

美術館では国内外初となる、ベルギー出身のミヒャエル・ボレマンスとオランダ出身のマーク・ マンダースの二人展を開催。ボレマンスとマンダースは人間の普遍的価値を探求してきた歴史あるヨーロッパの美術史を受け継ぎながら、現代社会に生きる私たちの普遍的価値とは何かについての内省を促すような、他に類を見ない表現で世界的に知られている。

二人は共に1960年代生まれで、ベルギー、オランダと生まれた地域が近く、同じベルギーを拠点に制作しているという共通点もある。

バロック美術の伝統を受け継ぎ、人間の暗部を描き出すボレマンスの絵画作品。「建物としてのセルフ・ポートレイト」をコンセプトに、身体の断片が印象的なマンダースの彫刻作品。それぞれメディアは違えど、いずれも複雑な心理状態や関係性を深く掘り下げている。

本展は沈黙や静寂の中で、作品を通して彼ら自身が対話する空間と時間に、ボレマンスとマンダースが人々を誘う展覧会だ。

一度見たら忘れられない、強烈なイメージを残す、ヨーロッパ出身の本格的な画家と彫刻家による展覧会。80点余りの作品がSANAAによる建築と呼応する空間を楽しみたい。